
アートセラピーやアートセラピストの仕事について教えてください。
給料や年収はどうなのでしょうか?
- アートセラピーとは何か?
- アートセラピストの仕事について
- アートセラピストの年収や求人
アートセラピーとは心理療法の一種ですが、いったいどんなことをするのでしょうか。
今回は、アートセラピーとは何か、アートセラピストの仕事について紹介していきます。



アートセラピーは怪しいものではありませんよ!
ちゃんと説明するのでぜひチェックしてくださいね。
アートセラピーとは何か?


アートセラピーとは、絵画や音楽などの芸術的自己表現を通して心のケアをする心理療法です。
絵を描いたり物を作ったり、思いのまま自分を表現することで、心をスッキリさせ精神的な健康を改善します。
心理的な不調を抱えている人だけでなく、軽いストレスを感じている人や、子供から高齢者まで幅広いニーズがあります。
アートセラピーで用いられる表現手法は以下のようにさまざまです。
- 絵を描く
- 歌う
- ドラムを叩いて音を出す
- ダンスする
- 演劇
- 陶芸や彫刻
- 手芸



心と五感に刺激を与えるさまざまジャンルを用います。
園芸や写真撮影なども人にとっては心をケアする手法ですよ。
絵がうまい、歌が下手とかなど一切関係なく、ありのままに自由に表現することがアートという意味で大切。
子どもであれば語彙力が少なくて自分の感情をうまく表現できなかったり、大人であれば感情を抑えつけて自分に素直になれない人がいたりしますよね。
言葉にしづらい感情を好きな方法で表現することで、心を開放しリラックスさせます。
また、楽しさや喜びを感じたり、自分らしさを取り戻したりすることにも役立ちます。



アートセラピーは言葉で上手く言えないことを表現する手法なので、相手が抱えている感情を視覚的に知りたい時にも有効です。
アートセラピストになるにはしっかりとした資格取得講座で学びましょう!
アートセラピーは怪しい?
アートセラピーを子供や家族に受けさせてみたいけど、ちょっと怪しいと感じている人もいるようです。
アートセラピーという言葉の響きから、オーラを見たり、占いで悩みを解決するようなスピリチュアル系の感じがすると思ったりするようです。
ですが、セラピストが悩みを引き出したり作業を導いたりはしないので、カウンセリングや占いなどとは根本的に違います。
創作や表現活動は自らの意思で行い、本人の自由な行動があってこそ精神的な健康が改善でき、また、相手の気持ちを知ることができます。



悩み相談や占い、自己啓発などとはまったく違うので誤解のないように。
アートセラピーは代替療法の1つです。
また、アートセラピーは20世紀中頃に始まった比較的新しい治療分野で、日本で知られるようになったのは2000年代以降。
アメリカやイギリスに比べて日本のアートセラピーの歴史はまだ浅いため、馴染みがない人も多いのでしょう。



怪しいスピリチュアル系を押し除けて、ちゃんとした知識を持ったアートセラピストが増えたらいいですね。
人の役に立てるお仕事ですが、実際どんな仕事なのか気になると思うので次で解説しますね。
アートセラピストの仕事とは?


アートセラピストとは、絵画や音楽などのアートセラピーを活用した心理療法を行う職業のことです。
アーティスト(芸術家)ではないので、表現技術の上達を目指すのではなく、表現活動そのものがもたらす解放感や意欲などを大切にします。
相手が創作表現したものから、深層心理を読み取り、どのような心理状況なのかを解釈もします。



コミュニケーションを取る会話力やホスピタリティ精神が大切です。
創作モチベーションも引き出してあげます。
海外では国家資格として認めている国もありますが、日本では民間資格になります。
アートセラピーの創作表現活動を通して、相手の心のケアやストレスに対処したり、より大きな自己実現を達成するのを助けるのがアートセラピストのお仕事です。
次では、どんな仕事先や求人があるのか紹介しますね。
アートセラピストの年収や求人を紹介
アートセラピーは幼稚園や絵画教室だけでなく、高齢者向け施設でも取り入れているケースがあり、医療・福祉分野で活躍の場が広がっています。
たとえば以下のような施設でニーズがあります。
- 幼稚園
- 小学校
- 小学校の特別支援クラス
- 地域の児童館、学童保育
- アートワークのワークショップ
- 発達障害児支援センター
- 養護学校
- 精神科病棟や精神科クリニック
- ダウン症児童サポート
- DV回復支援団体
- 高齢者施設
ですが、アートセラピスト専門で職員を募集している企業や団体はあまり多くありません。
欧米では専門職として認められていても、日本だと特に地方ではなおさら専門職で働くのは難しいです。
病院やNPO団体では、無償やボランティアでの活動が多いようです。
基本的にはアートセラピスト専門で仕事をするのではなく、上記のような場所で働きながらアートセラピストの資格を生かすことになります。
ですが、アートセラピストの資格を持っていれば、あなたにしかできない仕事を任せられる可能性は大いにあります!



アートセラピーの知識を持っている人が少ないので、ニーズのある場所で重宝されます。
また、企業や団体が活用の仕方を分からない場合も多々あるので、率先して仕事に活かしみるといいですよ。
アートセラピーの資格は独学で取得できるのか、難易度や合格率についての記事もあるのでよかったらぜひ。
【まとめ】アートセラピストの仕事について


アートセラピーやアートセラピストの仕事について解説してきました。
アートセラピーとは、絵画や音楽などの芸術的表現を通して心のケアをする心理療法です。
アートセラピストは、相手の心のモヤモヤを解消したり、自分らしさを取り戻す手助けをするお仕事です。
アートセラピーに興味はあるが資格を持っていない方は、一度オンライン講座の詳細をチェックしみるといいでしょう!
資格を取るためのおすすめ通信講座を4つ比較したので、よかったら参考にしてくださいね。

