『我が代表以外堂々退場す』はどういう意味なんですか?
元ネタの『我が代表堂々退場す』についても教えてください。
- 『我が代表以外堂々退場す』の意味
- 元ネタ『我が代表堂々退場す』の意味
- 松岡洋右とはどんな人物
- 『我が代表以外堂々退場す』と『我が代表堂々退場す』のみんなの反応
『我が代表以外堂々退場す』とはどんな意味なのか、元ネタである『我が代表堂々退場す』についても分かりやすく解説したいと思います。
我が代表以外堂々退場すの意味とは
3月1日、スイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会で、ロシアのラブロフ外相がオンライン演説を始めると、各国の外交団が一斉に退席しはじめました。
動画:ロシア外相の演説に、欧米の外交官ら数十人が一斉退席 #ウクライナ pic.twitter.com/g3hAzu0J9i
— ロイター (@ReutersJapan) March 1, 2022
この行動から、『我が代表以外堂々退場す』という言葉がネットを中心に盛り上がります。
意味としては、『我々ロシア代表以外が堂々と退場する』となります。
ロシア側から見た発言となっています。
各国は、退席することでロシアへの抗議の意思を表したのです。
言葉をかわすよりも行動で示す方が伝わるかもしれませんね。
この言葉はいきなりネットで生まれたわけではなく、元ネタとして『我が代表堂々退場す』という言葉があるのです。
次で元ネタについて解説しますね!
追記:2022年3月15日、ロシアは欧州評議会から脱退を表明しました。
これにより『我が代表堂々退場す』が時代を超え繰り返されたと再度話題になりました。
我が代表以外堂々退場すの元ネタ『我が代表堂々退場す』
『我が代表以外堂々退場す』の元ネタは『我が代表堂々退場す』です。
元ネタ『我が代表堂々退場す』は、1933年に日本が国際連盟を脱退したときの新聞報道です。
この時スイスのジュネーヴで開かれた国際連盟総会に、日本代表で出席したのが『松岡洋右』という人物。
国際連盟で脱退の演説をした松岡洋右を、朝日新聞が「連盟よさらば!我が代表堂々退場す」という新聞一面の見出しで称賛した過去があるのです。
松岡洋右
- まつおかようすけ
- 外交官、政治家
- 山口県出身
- オレゴン州立大学卒
- 日本の国際連盟脱退のとき首席全権として国際連盟総会に出席
実際は、松岡洋右は国際連盟脱退など当初は考えていなかったと言われています。
意に反して、日本の国際連盟脱退という事態を招いてしまったんです。
脱退することになった経緯は以下です。
- 満州における日本の利権を、英国のリットン調査団が報告書で批判した
- リットン調査団による報告を撤回させ、満州国を国連で認めさせるために松岡洋右が演説
満洲国を認めるか否認するかの採決の結果は、投票国44に対し、賛成42 vs 反対1、棄権1でした。
日本の完敗です。
日本代表が退場したのは、開き直りのようなものだったと言われています。
『我が代表以外堂々退場す』で盛り上がるSNS
ロシアメディア「我が代表以外堂々退場す」
— 山栗きんと(銘文屋 (@MY_Kint) March 2, 2022
我が代表堂々演説す
— けけ (@snowrabbit_489) March 1, 2022
我が代表以外堂々退場すってパターンあるのか
— 洞口遥 (@CavehaL) March 1, 2022
『我が代表以外堂々退場す』のセンスの良さよ。生きてるうちにリアルタイムでこんな光景が見られるとはなぁ。
— サンヨウチュウ2205 (@sannyoutyuu) March 1, 2022
不謹慎だけど、「我が代表堂々退場す」が見れるかなと思ってたら、
— ペヤンガー片桐 (@Makoto_Katagiri) March 2, 2022
「我が代表以外堂々退場す」になったのは流石に草
『我が代表堂々退場す』の再来で盛り上がるSNS
我が代表堂々退場すがトレンドに入ってるの草
— chikurin (@addictedbyCM) March 16, 2022
「我が代表堂々退場す」って未だに通じるんだから、新聞史上No.1の見出しかもなぁ。
— 乗換駅の住人/すみと (@labo_lution) March 16, 2022
なんか、ロシアの「我が代表堂々退場す」に対して、既に多くの人が言ってるけど、満州事変から国際連盟脱退に至るまでの我が国って周囲からはこんな感じに見えてたのかなぁって思っちゃうよね
— 凡用人型兵器 (@bonyoh1) March 16, 2022
前世紀に我が代表堂々退場すをやらかしたから笑うに笑えん…
— クロト (@kai2501) March 16, 2022
欧州よさらば!我が代表堂々退場す
— 綾瀬 鳴_02 (@ayase_ala111_02) March 16, 2022
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